経営は”自分を写す鏡”

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田中です。

この仕事を20年近くやっていると不思議な現象を目にする事があります。

例えば、ぎっくり腰の人が一人くると、立て続けにぎっくり腰の人が来るなんて事ありませんか。
同じ症状の患者さんが立て続けに来院するなんてのは、他の先生に聞いても
「ある、ある、ある~~~~」って言われます。

また、セミナーで新しい技術を学んでくると、それに見合った患者さんが来る、
なんてのもありますけど、こんなのは典型的な『治療院あるある』ですよね。

あと、「あの人最近、何やってるのかな~」
と考えていると、その本人から電話があったり来院したりとかね。

月末にカルテ整理していると、
「あの人どうしてるかな~」
というのが増えるんで、再来人数も増えるんですよね。

本当に不思議だな~って思います。

他には、床掃除ですね。
磨くと、患者さんが来るんですよ。

うそ~って思った方。
騙されたと思って入り口からベッドまでの床を磨いてみてくださいよ。
来ますよ。

あ、ちなみに時間差で結果が出る事もあります。
今日磨いたら、明日忙しくなるとかね。

私も一時期、患者さんが減ってしまった時に、床磨きは多用しました。

当時の受付さんに
「先生、患者さんが減ると床磨くんですね。微笑ましい・・・」
とか言われましてね。

そいつ、相当仕事できない受付のくせに、常に上から目線で話しかけてくるんでね。
普段から、良くは思ってなかったけど、その一言で一気に嫌いになって、クビにした覚えがあります。
すみません。話が外れました。

店舗経営で起こる不思議なこと

他にも、治療の必要性がないのに、
売り上げのために無理に引き伸ばしている患者さんっているじゃないですか。

惰性でも来てくれさえいれば、こっちもエネルギー使わなくて済むし、
売り上げになりますからね。

なかなか
「もう卒業しても良いですよ」って言いにくいんですよ。
その分の売り上げを失いますからね。

しかし、このように不純な動機で通わせている患者さんを思い切って卒業させてみると、
新しい患者さんが続々と入ってくる事があります。

院の空気が変わるんですかね。
偶然とは思えない確率で新規が増えます。

あと、嫌いな患者さんを思い切って、卒業させても同じ事が起こります。
自分を殺して、横柄な患者と付き合うくらいだったら、そんな奴、切っちゃった方が良いです。

心の中は邪念でいっぱいの状態で、治療すれば良い結果だって出ません。
切っちゃった方が、その患者さんのためです。

でも不思議な事に、すぐにあなたにふさわしい患者さんが新規で現れます。
そんなこんなで、店舗経営って不思議だな~と思う事が多いです。

“経営の数字は、自分を写す鏡”

多くは自分のコンディションと密接につながっているんでしょうね。
自分が不機嫌な時はキャンセル電話が増えたり、
気分良く過ごしていると予約電話が増えたりとかってありますからね。

だから、常に自分が良い気分でいる事も大切。
手技治療は相手の体に触れる作業ですからね。

自分の心身の状態が、そのまま治療効果に結びついてしまうんで、
自分の状態を常に整えておくのは、とても大切です。

マーケティング的な観点からみたら、何それ?って話ばかりですけどね。
こういう不可視な部分ってとても大切です。

同じことやってても、人によって出る結果が違うってのは、
やっぱり理屈じゃない部分があるからです。

ということで自費移行を目指す方を対象に書いているメルマガですが、
今日は思いっきりスピリチュアル話満載でしたね。

まあ、床を磨くと患者さんが来るというのは、どっちでも良いんですけど、
自分の状態を常に良い状態に整えておくというのは絶対にオススメです。

とは言っても、いきなり聖人君子になんてなれないですからね。
そんな時は生活を整えるところから始めたら良いんです。

ちなみに私は、保険治療しているにもかかわらず
患者さんが来ないで経営ズタズタの時期が長かったんですけどね。

当時30代でしたけど、慢性の首痛持ちで、タバコ吸ってて、
いつも二日酔いで、食生活も不規則で、今より7キロ太ってて、寝不足で、
診療時間3分前に出勤して、包茎で、いつもイライラしていて、疲れやすくて、
営業電話に「死ね」と言って切ったり、1000万以上の借金があったり・・・・・
と、治療院を経営する以前に、自分の心も体も管理できてなかったんですね。

それじゃあダメだってことで、まずは食生活から見直して、
少しづつ健康を取り戻すことに取り組んでみたんです。

そしたらですね。
それまで何をやっても結果が出なかったのに、不思議なことに、経営の数字が上向きになっていきました。

そこで気づいたわけですよ。
「お~~経営の数字は、自分を写す鏡だな~」ということに。

また、治療技術にはこだわりがあると思っていたのですが、
こだわりがあるクセに保険に依存している自分にコンプレックスがあったものですからね。
患者さんに対しても、どこか及び腰だったんです。

でも、保険やめたら患者さんに対して堂々と振る舞うことができて、
それも数字に反映していきました。

そんな経験があるもんですからね。
自費移行において一番大切なのは、実はココなのではと思う今日この頃です。