セミナー受講→「お金の無駄だった…」という経験ありませんか?

6e7129af8d1b951909e87bb816602cba_s

田中です。

我々、柔道整復師って学校で治療法の授業が無いじゃないですか。
だから、慢性症状の治療を別で学ばないといけませんよね。
面倒くさいですよね。

そこで、どんな治療法を学んだらいいのかというのが迷いませんか?

私も色々なセミナーに行って、

「おお、セミナーに来てよかった~」と思うものもあれば

「おお、時間とお金を無駄にした~」というセミナーもありました。

治療術のセミナーにも、アマゾンみたいにレビューがあれば良いんでしょうけどね。
10万円単位のお金で実際に受けてみないと、当たり外れがわからないというのは、
治療術を選ぶのって、ある意味ギャンブルですね。

ですから、このギャンブルの必勝があるとすれば、人から噂を聞く事でしょうかね。
ただ、私のように友達がいない治療家は一人で探すしかありませんからね。

よく見極めないと、お金ばっかり飛んで行って、何もモノにならないという事態を招きかねません。

そうならないためにも、まずセミナーのお知らせが来て
「お、この手技を学んだら、自費移行して経営がウハウハになるかもしれない」
と思ったら、一つ肝に銘じておく事があります。

それは…

「世の中に魔法の手技なんてない!」

そんなのがあったら、世の中から腰痛も肩こりも撲滅されているはずです。

そんな魔法の手技がないからこそ、
『あんな技術、こんな技術、いっぱ~いあるんだよ~』
とドラえもんの主題歌ばりに登場するワケです。

ただゴッドハンドってのは残念ながら存在しますが、
これは「手技がすごいというよりも先生自身がすごい」
と考えた方が良いかもしれません。

だって、ゴッドハンドと同じ技術を学んでも、
経営状態は似ても似つかないなんてケースは枚挙にいとまがありませんからね。

それで、手技療法って技術職ですからね。
才能ってやっぱりあるんですよ。

そんな残酷な真実があるとして、凡人の自覚があって、それでも才能を埋めるくらい
「手技が好きだ~!!好きだ~!!ばかやろう~!!」
と夕日を眺めつつ叫ぶ気迫があるなら、ゴッドハンドへの道にチャレンジして下さい。

その気迫を持てる事が、才能ですからね。

でも私を含めて、その他大勢の凡人治療家の本音といえば
「出来るだけラクしたい。そして、トクしたい」
という携帯電話のキャッチコピーみたいに『ラク・トク』プランが欲しいじゃないですか。

ですから、
「このセミナー行きたい」と思ったら、
「魔法の手技なんてない」と肝に銘じた上で、下調べが必要です。

まず下調べでやるべきこと

まずはネットで検索してみましょう。
そしてセミナーを主催する先生の治療院を検索して、治療費と治療時間を確認します。

ホームページに治療時間が書いてなかったら、
Q&Aの所をみたら治療時間の目安が書いてある事が多いので調べてみましょう。

そして治療費と治療時間の比率をみて、1時間あたり1万5000円を切っているようだったら
わざわざ学びに行くほどの効率の良い治療法ではありません。

だって、短時間で効果が高くて、高単価を取れるけど、
習得にそれほど手間のかからない手技を探しているんですからね。
とりあえず保留しましょう。

また、患者さんの声がありますが、ほとんどヤラセなので参考になりません。
エキテンの患者さんの声もヤラセでしょうから、参考になりません。

芸能人が治療に来てても、お金払って来て貰ってる場合が殆どですから、
参考にならないので無視しましょう。

次に、その治療セミナーを受けた先生のホームページを調べます。
そこで、そのセミナーを受けた先生が、
その技術をちゃんと使っているのであれば、再現性のある技術だと言えるでしょう。

『ラク・トク』プラン大好きの我々が学んでも活かせる技術と判断しても良いと思いますよ。

ところが、セミナー参加者の声でコメントしているにも関わらず、
その学んだ技術を使っていないなんて事も少なくありません。

そんな時は、
『再現性のある技術ではなかった』

もしくは『習得が難しすぎる』

もしくは『時間がかかりすぎる』

という事ですから、ちょっと保留ですね。

さて、そこまで下調べが終わったら、実際に治療を受けに行く事をお勧めします。
その治療法の創案者が、あまりに遠いならば、お弟子さんの所に行ってみましょう。

治療を受けに行く時は、堂々と
「同業者です」と伝えた方が良いです。

正直に伝えたのにも関わらず、
鬱陶しそうな態度を取る治療家は私くらいなもんでしょう。

ほとんどの場合は、ウエルカムのはずです。
そこで実際に施術を受けてみて、自分の直感に聞いてみましょう。

直感が「イエス」と出たら、申し込みしましょう。

・・・・・・・・。

な~んて長々と書いておいて、
「最後は直感かよ~~!!!!」と思ったアナタ。

アナタのツッコミは、とても正しいです。